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店じまい・店びらき ~閉店のヘキレキ~

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2006年 07月 13日

世界史を斜めに読む

世界史を斜めに読む_e0030939_2294150.jpg今日は「本の帯」。
「トンデモ偉人伝~天才編」(彩図社)。
紀元前から現代に至るまで、世界の歴史に名だたる偉人の知られざる素顔が紹介されている話題の本。

このテの本はとかく面白おかしく書こうとするきらいがあるが、
極端に筆が走りすぎず、かと言って読み
飽きない程度のトンデモぶりがコンパクトにまとめられている。


その所業もしくは性癖を並べるだけでも凄まじい。
S○、オ○ニー、同性愛、自殺、スカト○、ロリコンに、尿道結石・糖尿病、浪費、酒好き女好き、
二股三股、関節炎、自分勝手で非常識・・・

そう、彼らに「常識」などないのだ。
「名誉」が、「常識外れ」をすべてオールOKにしてしまうのだ。

例えば本書によると・・・
◎ピカソは愛人を何人も作り、その度に子供を生ませては愛人同士がケンカしあうのを
 見て悦に入っていた。

◎エジソンは研究所の所員が居眠りしたら、電気ショックをかけた。

◎クリスマス、ゴッホは娼婦に自分の耳をそぎ落としてプレゼントした。


・・・
子供の頃、伝記を読んで「えらいひとになりたい」と思ったことがある。
でも、この本を読んで、つくづく偉人って家族を大事にしないし、バランスを欠いてるんだなと
思った。

もしイカれている人が名を残す人になれるのだとしたら、自分は到底、偉人にはなれそうも
ない。

しかし、
偉人とは、何も立派なことをしたから偉いのではなく、
見えない壁や枠なんか軽々と飛び越えることで僕らに勇気を与えることができるという意味で「偉い人」、偉人なのかもしれない。

by misejimai | 2006-07-13 03:16 | 本の帯


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