今日の「本の帯」の本は、「未来世療法」。
『傷ついた人生を癒す、精神科医』とは、著者でもあるブライアン・L・ワイス。
ブライアン先生は前世療法の権威で、今まで多くの人々の前世を見てきては、
本人ではどうしようもないトラウマを解決してきた。
そのブライアン先生の著した前の本「前世療法」は信じられないエピソードばかりだった。
彼が診たキャサリンという患者は、紀元前2000年から20世紀の中ごろまでに渡る前世の
出来事を話したというのだ。
それに驚いていたら、次にブライアン先生が出した本が「未来世療法」だというのだからたまげる。
つまり、今いる自分が死んでも、魂は死なないで生きており、この先何千年、何百万年となく、転生を繰り返すのだそうだ。
実際、この「未来世療法」はその被験者の体験談が載っている。
それによると彼がたどり着いた未来世では、地球は今から248年後の2254年まで存在していて、地球以外にも何十という文明や文化があることが判明し、しかしそのほとんどは地球から遠すぎて、向こうに地球人という存在があることぐらいしか情報を送れないとのこと。
ただ、この本は単なるオカルトでもヘンな宗教でもなく、きちんとした学術書である。
だから、未来世を信じなさいといった押し付けでもなんでもなく、要は未来が分かると人間はもっと大きな力で包まれて
いることを知り、現世を大事に生きるということを言っている。
タイムマシンなど開発しなくても過去にも未来にも行けるということか。