店じまい・店びらき ~閉店のヘキレキ~

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2006年 10月 30日

餃子よりパチンコ

e0030939_16234367.jpg今日の店じまいは、宇都宮餃子共和国。
去年の7月にオープンし、今年の6月に閉館。1年ももたなかった。



















e0030939_16253466.jpgまだ建物と館内の施設は残っている。




















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餃子の消費量日本一の栃木県宇都宮市。
市内には30軒の餃子店がしのぎを削っている。
だが、店が方々に分散していて楽しみづらいといった観光客の不満を解消するため、
有名店舗を一堂に集結させたのがこの共和国だった。

地元を代表する7店舗と、全国の餃子の町を代表する4店舗が400坪の敷地内に
ひしめきあっていた。
宇都宮の餃子の歴史が分かる資料館もあった。


e0030939_16411463.jpgプロデュースはナムコの「チームナンジャ」。
ナンジャタウン、自由が丘スイーツフォレスト、横濱カレーミュージアムなどを手がけている
フードテーマパークの旗頭である。

出資は千葉県にある大日商事。主にパチンコ事業がメインの会社が、
初めてこうしたテーマパークの運営に乗り出した。






e0030939_16425195.jpgだが、大日商事が5月、突然、撤退を発表した。
理由は「コスト面の問題と、本業であるパチンコ店の競争激化に伴う強化のため」だという。

わずか11カ月での閉館。
しかし「売り上げは順調だった」という。


だが、宇都宮駅から相当離れている。車で行っても10分。歩くと40分はかかるのではないだろうか。
しかも去年秋、無料送迎のシャトルバスが減便し、土日祝日のみになっていた。
駐車場は1000台収容できた。しかし餃子といえば、やはりビールは飲みたいものである。
ビールが飲みたいのであれば、車では行けない。
もし駅近くにあれば、もっと状況は違っていたかもしれない。




実はここはもともとジャスコ宇都宮店だった。
次はどんな店舗が入るのだろう。
どんな店でもいいが、
今度は宇都宮の将来をきちんと考えてくれる事業主であってほしい。
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by misejimai | 2006-10-30 16:51 | ミュージアム
2006年 10月 23日

テレビの中の閉店

今日の閉店は、
TBS日曜劇場「鉄板少女アカネ!!」の舞台であるお好み焼き屋さん、「ちゆき」。

伝説の鉄板料理人を父に持つ神楽アカネ(堀北真希)。「熱くて悪いか!」が口癖。
母を早くに亡くし、さらにその後失踪してしまった父に代わり、「ちゆき」を1人で
切り盛りしていた。
アカネの気さくで明るい人柄、そして何より絶品のお好み焼きに惹かれた
近所の常連客で店内は今日も大繁盛・・・

そんなある日、日本の料理界にその名を轟かす美食家、嵐山蒼龍が来店。
アカネが自信を持って作った人気メニュー「アカネスペシャル」を、
「基本ができてない」と言い残して帰ってしまった。

「ちゆき」の味が否定された・・・
常連客は以来ぱったり来なくなり、さらにイヤな評判だけ一人歩きして、いきなり店は閑古鳥。

しかも、失踪した父が、実は店を担保に数千万円の借金をしていたことが発覚。
融資していた大手食品メーカーの西豪寺は、それを理由に店の立ち退きを要求してきたのだ。

絶望の中、アカネは店を閉めてしまう。
そのときの貼り紙がこちら。
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紋切り型の文章である。短すぎる。ヘラの絵でも描いてほしかった。
こういうところに意外と泣けるポイントがあるのだが、「閉める」という現象だけ描いて、
案外こうした細かいディテールにはこだわらない。

だが、この短い文章には「怒り」がにじみ出ている。「長い間」のあとの「、」に。
その怒りの内訳は、
父親へ、立ち退きを迫る西豪寺フーズへ、嵐山蒼龍が来るまでは「美味しい」
「美味しい」と持ち上げていた常連客へ、またイヤな評判を鵜呑みにする市井の人々へ・・・

「熱くて悪いか!」がお決まりのセリフなら、
「閉めて悪いか!」と逆ギレしてほしかったのだが。

だが、それにしてもあっさり閉店しすぎる。
確かに立ち退きを迫られていたのは分かる。
父親に失望したのも分かる。
だが、もう少し悩むところを描いて欲しかった。
その程度の愛着しかなかった店だったのかと思ってしまう。

まあ、堀北真希が出てるので、来週も見てみることにする。
日テレの土曜9時でやればいいのになあ~
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by misejimai | 2006-10-23 20:19 | お好み焼き屋さん
2006年 10月 23日

広尾の風景

昨日は広尾散歩通りのお祭りでした。広尾フェアーという定期的に開かれているイベントです。
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商店街のお店はこぞって出店を出し、賑やかさに華を添えるのですが、
そんなお祭りを待たずして閉まったお店があります。



文房具屋さん「輸入タイプライター」。
閉店することを事前に告げる貼り紙はもともとありました。

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そして10月20日、いよいよ閉店の日です。
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ご夫婦、そして娘さんが働きます。
写真はご夫婦。
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クーピーペンシル
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借りている場所なので、明け渡すことにするという。
次はどんなお店ができるのだろうか
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ちょっぴり悲しかったので、最後に思わず、こんなものを買ってしまった。
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閉店 輸入タイプライター
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by misejimai | 2006-10-23 19:22 | 文房具屋さん
2006年 10月 06日

今日の急募

今日の急募は、新宿区百人町にある皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ) 。
江戸時代、侍が「よく当たりますように」と射撃の願掛けをしたところ、見事百発百中。
その後、“皆、よく中る(当たる)”ということでギャンブルの神様として知られるように
なったという。

そんな神社の急募は、
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「履歴書を持って面接をしていただき、適正かどうか見ます」(神主談)



どのくらい急いで募集しているかと言うと、
自転車がパンクしても止まりたくないくらい急いでいるということです。

今日の急募 皆中稲荷神社
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by misejimai | 2006-10-06 22:35 | 今日の急募
2006年 10月 05日

静けさや 風呂にしみいる 桶の音

今日の店じまいは、西武新宿線・都立家政駅徒歩3分、
中野区若宮3丁目の「松の湯」。


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創業50余年
3人の子供も、学生時代はよく手伝っていたが、
嫁をもらい、嫁に行き、家を出てしまっている

ちょうど番台のおじさんと話していると、未婚の長男さん(44歳)が風呂に入りに来た
実家が銭湯というのは、ちょっとうらやましい

だが、それは単にお風呂を使えるという面からだけで、
儲からないことには話しにならない

「始めた頃はうまくいくと思っていたが、やはり各家庭に風呂が
できると、来る客も少なくなった」とおじさん

ラーメン屋は「スープ切れました」「麺がなくなった」と
言えばその日の営業は終わりにできるが、銭湯は「お湯が
なくなりました」とはいえない

客はどうしたって客である、終了時間の間際に来ようが、
追い返せない
だからといって、ずっと開いていても、それ以降、客足が
全く途絶えることもある

修繕費がバカにならず、
湯島にいる大家からは5年もタダで借りているという
ここを取り壊した後、大家は3階建てのビルにするそうだ

店の中の撮影はまがりなりにも営業中であるし、
「妻にも了解を取らないと」と言うので、
後日再び撮りに行くことを約束して家路に戻る
ケロヨンの桶が名残惜しそうに、広い風呂場でカランと音を立てている

さらに広い脱衣所にぽつりとあった、昔ながらのマッサージ機に
座ると、不自然な動きをしていた
久しぶりの客にびっくりしたらしい
僕が話している40分、長男以外、誰も客が来なかった
雨降りの日の、誰も客のいない銭湯は寂しい


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閉店 松の湯
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by misejimai | 2006-10-05 21:31 | 銭湯
2006年 10月 04日

閉店、そして転居

6月24日にアップした神田一丁目の釣り具屋さん。

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あのとき電話で触れた店の人の人柄
色褪せるページ捨て切れず
久々に訪れたら転居後だった
暗がりの中に見た店
もう開かなくなった扉
辛い思い出となって心に軋んで(きしんで)行く













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ご家族はどこに行ったのだろうか
道の落ち葉が、せめてもの心の傷の緩衝材
帰り道は消え入りそうな虫の音が聞こえるだけ

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by misejimai | 2006-10-04 23:04 | 釣り具屋さん
2006年 10月 04日

都会の世界遺産

渋谷の宮益坂を歩くと左手に見えてくる、小川はかり店。
坂の始めのキムラヤもつぶれて、行く度に何か新しい店が立ち並んでいく中、
この空間だけは変わらない。
店主の女性と話したときに「主人が病気でしばらく休業している」とは言っていたが、
再開はいつになるのか。


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今日95歳の現役医師・日野原重明さんが
こんなことを言っている。

人間が人生において経験した喜びと悩みや悲しみを、
その生涯の終わりにてんびんにかけると、
どちらが重いだろうか。多くの人のてんびんは、
悩みや悲しみのほうに傾くことが多いのではないだろうか。


だが、ここで売るはかりは、幸せの方に傾いて欲しいものである。
病に伏している主人も含めて。
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by misejimai | 2006-10-04 15:59 | 休業
2006年 10月 03日

地デジ到来を前にこの惹句

台東区日本堤。
いわゆる「山谷」地域の一部である。
ここだけ戦後から時間が止まっているような、
町巡りファンにとってはたまらない場所である。

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だって!
日雇い労働者には嬉しいね!
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by misejimai | 2006-10-03 23:06 | だって!