カテゴリ:ボウリング場( 2 )


2006年 06月 16日

悪は、10フレ行っても変わらない

e0030939_3502683.jpg今日の閉店貼り紙は、目黒区柿の木坂のボウリング場、トーヨーボール。
昭和35年、ボーリングブームに
先駆けて華々しくオープンしたが、
去年の6月、建物老朽化を理由に
営業終了になっている。
さてこのトーヨーボール、2002年、
日テレで土曜よる9時に放送されて
いたドラマ「ゴールデンボウル」(脚本・野島伸司)のロケ地である(外観と入り口のみ)。











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ピンボール、ミラーボール、ジュークボックス・・・!
“古き良き時代”を絵に描いたような、14レーンの
小さなフロア
うらぶれたボウリング場、「ゴールデンボウル」

オーナー・田之上道雄(大滝秀治)は末期ガン
死ぬ前に、中学を卒業した後、家を出た息子に
会いたがっている

そして、
ボウリング復興の夢を密かに抱き続けている
が、いかんせん気が弱く、
地上げ屋の男・辺見からボウリング場の売却を
迫られている


「売却すれば、もらった立ち退き料で従業員の給料が払える・・・」

そこで一度は契約したものの、ゴールデンボウルを愛する従業員からの猛反対に遭い、契約を撤回

怒った地上げ屋の辺見はボウリングで決着をつけようと言い、ゴールデンボウルに次々と
腕自慢のボウラーたちを送り込んできた

そんな強者たちと証券マンの芥川周(金城武)と人妻・佐倉瞳(黒木瞳)のコンビが毎回戦っていく


・・・だが物語は後半、大きく揺れる
実は地上げ屋の辺見は何と、田之上の息子だった

中学卒業後、家を出た彼は、ボウリング場経営で損ばかりしている父親を心配し、儲かる商売に
鞍替えさせようと地上げ屋もどきのことを続けていたのだ

「芥川・瞳ペアに破れたら2代目になる」
その約束通りと言うべきか、辺見は2人に負け、父の後を継いだ
こうしてゴールデンボウルは存続の危機を脱したのである

そして、息子に社長の心得を伝授した父・田之上
彼は自分の立ち上げたボウリング場で、昔の良き時代のボーリング場の風景のまぼろしを見ながら、幸せそうに息を引き取っていった・・・



そんな人気ドラマの舞台となったトーヨーボウルだが、現実は、こんなキレイな話ではない

e0030939_3554369.jpgここトーヨーボールは、ホテルニュージャパン火災で
有名になった経営者・横井英樹がかつてのオーナー。

横井氏解任後も、旧横井財閥の会社が所有していた。

だが税金を数億円ほど滞納し、その借金のカタとして
目黒区に差し押さえられてしまったのである。
つまり現在は目黒区の持ち物ということになる。

それにしても、会社乗っ取り、買収を繰り返し、買収先や家族の人生を奪った横井氏の悪行は、まさに戦後史上最大の乗っ取り屋の汚名にふさわしい。
ホリエモンがこの先どう評価されるか分からないが、
ここまでの悪者は、最後まで評価が変わることはないだろう


芥川と辺見が、ボウリングのことを語るシーンが好きです。

父親が力強いボールを投げ、子供がその背中を真似る。
母親はやさしく、ガーターになる子供を見つめる。

そう、ボウリングは家族の象徴だった。でも今はそんな時代じゃない。
ボウリングは「古き良き時代の化石みたいなゲームさ」と辺見が言い放つ。

これに対して、ボウリングには夢があると芥川は反論しました。

力が強い者、お金があっていい道具を持っている者が必ずいいスコアを出すわけじゃない。
時にはピン同士が助け合って、偶然にストライクも出る。
不可能なスピリットが取れてしまう時もある。
だから、人生も悪くないと思わせてくれる、と。

でもボウリング場の裏側はいろいろ、きな臭いピンが転がっているようです。
倒せるボールは、あるのでしょうか

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by misejimai | 2006-06-16 04:35 | ボウリング場
2006年 05月 08日

3月31日はボウリング場閉鎖の日

今日の店じまいは、目黒と恵比寿のボウリング場。

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エビスグランドボウル
恵比寿駅西口の坂を登り始めると
見えてくる建物
老朽化により幕引き
その坂を登りきると、もう少しで
恵比寿ガーデンプレイス
人の嗜好は時代により変わる








ホームページの文言も味気ない。

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 皆様に愛されて34年。
 エビスグランドボウルは、平成18年3月31日をもちまして
 閉店させていただきました。

 長い間ありがとうございました。

              エビスグランドボウル 従業員一同


エビスグランドボウル HP




さて、こちらは目黒区民センターにあったボウリング場。
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こちらは長い、長い閉鎖の理由
言い訳か、誠意か
だが理由を長々と述べたあとは、
すぐ「ありがとうございました」で
逃げている

















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家族や仲間
普段着で楽しめた娯楽
町がますます個性を失っていく
楽しいことはミクシィや、はてなばかりか
古いものがガーターに落ちていく

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by misejimai | 2006-05-08 22:37 | ボウリング場