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店じまい・店びらき ~閉店のヘキレキ~

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2009年 01月 30日

銀座の猫の物語

彼女がいないそうだ。


銀座の猫の物語_e0030939_492729.jpg
彼女と言っても猫である。
その猫がいるのはお店の前である。






















銀座の猫の物語_e0030939_495791.jpg
そのお店は麻雀・三原。
もうかれこれ6年前に閉まったお店である。




















銀座の猫の物語_e0030939_4102835.jpg
























銀座の猫の物語_e0030939_411376.jpgこの店があるのは銀座・三原通りの入口。
首都・東京、しかも世界の銀座で「三丁目の夕日」の世界が味わえる秘境。

























この猫の世話は、向かい側のビルの清掃のおばちゃんがしている。
この三原通り界隈を仕切っていた先代の猫を追い出し、居すわった現在の猫の
居場所を作ってやろうと、店の前にダンボールのお家を作ったのだ。
お店は6年前に閉まって、誰も新しく入ってこないし、
建物のオーナーも暗黙の了解である。


猫は黒と白の、いわゆる“ぶち”だそうだ。
特に決まった名前はなく、
ある人は
「クロ」と呼べば、
別の人は「シロ」と呼ぶ。
単純に「ネコ」と言ってエサをやる人もいる。

ちなみに2軒隣の「中華 三原」のご主人は
「チビ」と呼んでいる。

しばらく姿を見せないクロまたはシロまたはネコあるいはチビはどこへ行ったのだろう。
旅にでも出かけたのだろうか。
そして戻ってくるのだろうか。

by misejimai | 2009-01-30 04:14


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