恵比寿~、恵比寿~。
西口徒歩6分。
駒沢通りを目黒方向に行ったところにある「恵比寿ラーメン」。
店主は恵比寿周辺で育ったという女性店主、竹林雄子さん(50歳)。
ちょうど30年前の昭和51年、夫婦で開業。
当時はまだ珍しかったという「移動しない」屋台として営業を開始。
13年後の平成元年に現在の場所に店を構えた。
「えびす様」の顔も
薄くなってしまっている
「キムカツ」を始めとして
恵比寿東口におしゃれで人気の飲食店が出来る前は、
この「恵比寿ラーメン」「香月」など
西口のラーメン屋界隈を散策するのが常だった
今では東口にある「九十九ラーメン」「一風堂」に入ってしまう
味は醤油ベース 透き通ったスープ
カウンターだけの狭い店で
注文を入れてから後ろのベンチで待つ
客の背中を見ながら唾を飲み込んでいた
座り心地の悪い回転イスも今となっては懐かしい
開業30年が「節目の年」
アジアのメディアにも取り上げられ、
店には韓国などから来る観光客も多かったことから、
新天地を求めアジアでの出店場所を探した
リサーチの結果、治安も良く質のいい食材が調達できる中国・上海に的を定め、
現在は高級ホテル内に出店する方向で交渉を進めているという
「お客様には満足できるラーメンを食べてほしい」
ずっと1店舗主義を貫いてきた
どこにいてもこれまでと変わらない味を提供し続けるという
浅草・入谷にあるのは、「元祖恵比寿ラーメン」
別れたご主人が営んでいる店だ
かつて愛した女性が上海で1人起業する
海を渡るその日、旦那は見送るのだろうか
明日は渋谷~、渋谷~。