いよいよこのブログもB級ニュースみたいなネタを取り上げ始めたが、
「開店した次の日には店じまい」という店は、
青森県青森市原別(はらべつ)にあったスーパー、「食彩館」原別店。
オープンしたのは去年の年末、12月13日。
その日、開店祝いの花環が置かれたのだが、
翌朝も前日と同じようにオープンし、客が買い物をしていたら、
突然「これから閉店する」と言われてそのまま店は閉まったという・・・。
もともとこの店の前身は、青森を中心に展開していたスーパー「亀屋みなみチェーン」の
お店。
スーパー部門では「食彩館」のほかにも、「亀屋」「K・バリュー」「タートルズ100」(タートルズ
プラザ)」など幅広く事業を広げていた。
が、この青森最大手のスーパーチェーンだった亀屋は2001年、経営不振から倒産。
スーパー部門に置かれていた店も2001年12月、すべて閉店した。
しかし、そのとき立ち上がったのが、亀屋と取り引きのあった青森市の食品卸業「龍貴」。
「龍貴」はそれまでスーパー業界への進出を模索していただけではなく、社長自身が
昔、亀屋にいたことがあった。
そこで龍貴は、同じく閉まっていた市内にある戸山団地にあった「食彩館」戸山店を、
店舗と従業員をそのまま引き継いで、翌2002年3月に再開した。
龍貴が次に「食彩館」の名前で出店したのが、原別店だった。
だがどういわけか、原別店は12月14日、突然閉店してしまう。
この閉店ミステリー、近隣住民の間では有名な話である。